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研究趣旨

研究課題要旨

高速分子進化技術は、目的の機能を持つ生体高分子を創出・改良するために、 ダーウィンの漸進的高速進化の原理を効率よく応用する技術である。この技術 は、新規核酸・タンパク質の創出に既に大きな成果を挙げているが、その恩恵 はスクリーニング技術の限界から、アフィニティ(分子親和性)機能の向上に 留まっている。本研究では、高速分子進化工学のパラダイムと技術にナノバイ オチップ、1分子計測技術を融合することで初めて可能になる人工細胞型分子 進化リアクターを提案し、創出効率と汎用性の革新的向上を目指す。微細加工 したリアクターアレイを仮想細胞閉鎖空間として利用することにより、これま で困難であった109個以上の酵素変異体ライブラリの機能評価を可能にする自 動化高効率スクリーニングシステムを開発する。当該システムの開発は有用酵 素の合目的進化技術の実用化に道を拓くものであり、医薬品、洗剤添加物、食 品加工、研究開発用試薬等の既存の応用分野は言うに及ばず、バイオエネルギ ー、バイオセンサー等の新規バイオ応用に至るまで目覚しい波及効果が期待さ れる。

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